夫婦で子供の教育方針に相違がある時
私の知り合いのご夫婦でも、子供の学校のことで揉めていた人がいました。ご主人は中学から私立へ行かせたい、奥さんは義務教育の間は公立で十分、そのあとは本人に決めさせれば良い、という考えでいくら話し合っても平行線でした。ご主人は、公立にはいろんな子供が来るから悪い影響も受ける、私立は良い家庭の子供ばかりだから非行に走ることがない、という主張です。奥さんのほうは、親が子供の人生のレールを敷くべきではない、公立には悪い子供も良い子供もいるが現実を見せるのも教育、という主張です。どちらの言い分にも分があるような気がします。費用が同じなら奥さんも迷わず私立と言うかもしれませんが、実際には私立と公立では10倍以上かかるお金に差があります。それだけの価値が私立にあるのか、という話だと思います。結局高学年になった時に子供に決めさせよう、という話になり、子供は友達が皆公立に行くのだから自分も公立に行きたい、と言いました。